各国の魚場で豊富にとれるもんごイカ

日本では広くもんごイカと呼ばれていますが、この名前はもともとは市場での名前で、標準和名はカミナリイカというのが標準的な名前です。胴の部分に特徴的な横縞があり、それが稲光のように見えることに由来した名前になっています。もんごイカの名前も、その横縞に由来しています。もんごイカは関東以南から東シナ海、南シナ海に広く分布しています。もんごイカの仲間に、トラフコウイカがありインド洋から紅海、南シナ海、フィリピンやインドネシアの海域で、多く漁獲されています。日本にはこれらの種類が、タイやベトナム、マレーシアなどから輸入されてもんごイカの名前で、流通しています。

東南アジア産のほか、フランス大西洋岸から地中海、アフリカ西岸海域にヨーロッパコウイカが生息しています。これも日本に輸入されていて、もんごイカの名前で流通しています。ヨーロッパコウイカは、モロッコ近辺の自然が豊かな海域でよく漁獲されています。かつては日本の遠洋トロール漁船が同海域で漁獲していましたが、経済水域設定以降はモロッコやセネガルなど豊富に漁獲される国からの輸入に、頼っています。同国のトロール網漁では、タコともんごイカを狙って網を引くことが多くなっています。漁獲するとサイズ別に分けて、船内で丸のままブロック凍結しています。

ブロック凍結されたもんごイカは、多くがタイや中国の加工場で刺身用のフィレにされて、真空パックで日本へ送られてきます。またいったんタイに運ばれて、そこの加工場で刺身パックにされてから日本へ輸入されることもあります。もんごイカは肉厚で身に甘みがあって、てんぷらや中華風炒め物、スパゲッティに向いていて日本でも多くのもんごイカが、消費されています。また紹興酒に付け込んでおき、それをつけ揚げしたりわかめの酢味噌と合わせてみたり、胡麻和えにした料理なども、もんごイカの風味を引き立たせる料理になっています。日本では漁獲することが少なくなりましたが、世界の魚場から多くのもんごイカが輸入されてきています。世界各国の魚場のもんごイカを食べ比べてみるのも、乙なものです。「もんごイカを仕入れたい!コウイカとは違う?さばき方は難しい?」が参考になりますね。日本をはじめとして世界各国の魚場のもんごイカを卸売する方法としては、インターネットを利用して売ってみるのも面白い方法になります。インターネットですと、世界中の人たちが購入してくれる可能性がありますので、商売の幅も広がってきます。値段もお手頃な価格ならば、すぐにでも人気が出てくるはずです。